こだわり「味の原点」
子供の頃、朝早起きをして作業場で父の隣に陣取ります。
父が創る「芋ようかん」や「どら焼き」を見学していると、いつも〝出来たて熱々〟の「柔らかい芋ようかん」や「香ばしいどら焼きの皮」を食べさせてくれました。
これが、朝一番の『おめざ』<早起きのご褒美にもらえるおやつ>でした。
自分の味の原点はここにあります。菓子屋の小倅が選んだ美味しいものを味わっていただくために、倉田屋では私が選んだ菓子類をお取り扱いしています。
姉妹店である倉田屋神谷店で製造した『芋ようかん』や『塩大福』を中心に美味しい菓子と煉炭の火で生のお芋を遠赤外線で時間をかけて焼いた『壺焼き芋』を是非一度御賞味下さい。
こだわり「おもてなしの心」
大正10年に、祖父見附政二郎が富山より上京して、現在の場所に芋屋を開業しました。
その後、父見附豊二が東京都北区豊島三丁目にあった『倉田屋』にて和菓子製造の修行を積んだ後、暖簾分けをさせていただき、倉田屋菓子店として再出発しました。
大不況・戦争と様々な困難がありましたが、この地で菓子店を営み現在に至っております。
その後、昭和30年代に和菓子製造は倉田屋神谷店にて堀三郎が行い、現在は堀陽一が引き継いでおります。
祖父が掲げた創業以来の『おもてなしの心』を大切にし、日本ならではの自然の営みによってもたらされる季節ごとに変わる美味しいお菓子を皆様に食していただくことをモットーに商品をお取り扱いしています。